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  • ジョリパット壁(砂壁状外壁材)の化粧直し(^^)/

    この度、意匠性の高い

    ジョリパット(左官コテ仕上げ)の外壁の塗り替えご依頼いただきました!

     

    【砂壁状意匠性仕上げ材】と言われ、砂などに塗料が混ざってる外壁材です。

    今回のお客様の新築時の外壁は、コテ仕上げで柄がランダム!

    ベテランの左官職人ならではのコテ柄がとてもお洒落な外壁でした。

    耐久性が高く、素敵な外壁材なのですが、

    長い年月により、

    【コケ、カビの発生】

    【剥がれ】

    【ヘアークラック】

    が発生してました。

    ジョリパット外壁の場合、工事するに当たって

    いくつか注意点があります。

    当社では《ジョリパット3つの注意点》をかなり意識して施工しております。

    《注意その1 高圧洗浄》

    かなり丁寧な洗浄作業が必要です。

    カビやコケを勢いよく全開の水圧で落としたい所なんですが…

    細かい砂の集まった外壁材です。経年により脆くなってる所もあります。

    模様が欠けない様に、水圧を上げすぎない様に注意が必要です

    また、凹凸がかなりある外壁です。

    洗浄後にすぐに塗ってしまうと、湿気が外壁に残ってるまま

    塗装で仕上げてしますと、水分が逃げることが出来ず

    後に膨れや剥がれに繋がるケースが多くあります。

    その為、洗浄後にかなり養生期間をあける必要があります

     

     

    洗浄 ビフォー アフター

    かなり汚れが落ちますね(^^♪

     

    毎度おなじみ!

    目立たないけど重要な項目

    ケレン作業。洗浄では落とせない汚れ落とし

    または細かいキズを無数に付ける事により、表面積を増やし密着を高める作業です。

    ペンキ塗りが海外から伝わってきた時に

    外人さんが「クリーン!クリーン!!」(綺麗にしろ~) と言ってたのが

    日本人には ケレン と聞こえたのが由来でそうです。

    修業時代にベテラン職人さんから教えていただきました ^^

    場所に適した道具を使いケレンします。

    《注意その2 ひび等の補修》

    ジョリパットの補修はうまく施工しないと補修跡が目立ってしまう事が非常に多いです(-_-;)

    例えばコーキングやパテで埋めてしまうと、ミミズ腫れみたいな跡がバッチリ残ってしまいます。

    非常にかっこ悪く・・・そこまでやってしまうと元に直すのは非常に上に困難です。

    なるべく傷む前に、なるべく目立たない様に補修してもらうのが理想だと思います。

     

    今回はパネルにジョリパットが施行されてたため

    ビスにてパネルが止めてあり

    ビス頭が錆て膨張し、外壁材が取剥がれてました。

    ケレン後に錆止め塗布

    部分シーラー塗布後に柄や骨材合わせて補修いたしました。

     

    シリコンコーキングは塗料と相性がとても悪いです(-_-;)

    そして必ずと言っても良いくらい

    外壁に付帯する個所にシリコンコーキングで納めてる所あります。

    ベントキャップ・エアコン室外機のスリムダクト・プロパンガス付近・アンテナの架台etc・・・

    その上から塗れますが必ず剥がれます。塗料が乗っかってるだけでくい付いていません。

     

    手段としては、出来るだけ剥がして塗料と相性良いコーキングを打ち直す事が多いですが、

    シリコンが薄く施工されてて取りずらい・・・。

    削りすぎると壁の柄に影響が出てしまうと風合い崩れてしまうので、

    専用のプライマーにて密着力をあげる方法もあります。

    かなり重要な所ですので、塗り替えの際は業者さんに確認してみてくださいね。

    👆白いところは屋根の笠木部。端末のシールも施工します

    (塗料と相性良いシール・変性シリコンやウレタンがあります。)

    黒色は錆止め塗料 やっと塗装に入りました。

    錆止め塗料は赤茶色、白色、灰色黒色とあります。

    乾くとほとんどの錆止めは艶がなくなります。

    細かいトイの金具や水切りも錆止め塗料塗っていきます♪

    雨樋のエルボー部から若干水漏れがある事に気づきました。

    お客様と相談して、今回は止水補修する事になりました。

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    雨樋塗装入りました。

    洗浄では落としきれなかったカビには

    カビ除去剤を塗布いたしました。

    写真だと全くわかりませんね・・・。

    下塗り材 透明色のシーラー塗装してます。

     

    《注意その3 塗料選び》

    弾性塗料 防水塗料 伸縮塗料

    👆ジョリパット(砂壁)には向いてません

    モルタル下地のひびがある外壁には向いてる、とても素晴らしい塗料なのですが

    下地、ジョリパット壁には使用しない方が良いとされてます。

    塗膜の中にものすごく細かい凹凸があり、その隙間に塗装する際に空気などが残ってしまい

    年月経ちますと、熱や湿気が残ったものが膨れや剥がれに繋がるケースが非常に多いです。

    他社様の施工後に工事させてもらった現場で

    うっすら塗膜が膨れていて、金ヘラで剥がしたらベリベリ剥がれ

    下地にビッシリ黒カビが生えてた事もありました

    上記の塗料を使っても全く問題ない・・・。そんな現場もあるそうですが、非常にリスキーです。

    弊社では絶対におすすめはしません

    ※ もちろん上塗りだけでなく下塗りも適してる塗料選びは必要です。

    適してる塗料は、

    高意匠外壁専用の艶消し塗料

    ジョリパットフレッシュ・アートフレッシュ・インディアートフレッシュ・グラナダフレッシュ・ビーズコートフレッシュ・・・

    上記が相応しいです!

    下地と同じように、塗料に細かい砂が含まれており、

    仕上がりの風合いも変わらずマットな仕上がりになります(*^^*)

    もちろん2回塗りです。

    施行完成しました!!

    艶の有無がハッキリしててとても上品な仕上がりになりました。

    パネルのクラックやビス頭の補修跡も目立たず仕上がりました。

     

    工事期間2週間

    ご紹介者様、

    弊社を選んでいただいたお施主様

    近隣の皆様

    この度はありがとうございました(^^)

     

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